一度は観てみたいサグラダ・ファミリア
僕は日本の建物も凄く好きだけれど、海外の建物にもかなり興味がある。
日本建築がすばらしいのはもちろんだけれど、海外にはまた別の意味ですばらしい建物がたくさんある。
その中のひとつが、サグラダ・ファミリアなのである。
日本でもサグラダ・ファミリアは非常に有名なので、観たことがある人も多いだろう。
ウーマン・オン・ザ・プラネットでも、スペインを旅行した女性がサグラダ・ファミリアを訪れ、そのすばらしさに感動していた。
このサグラダ・ファミリアをみるために、スペインには世界から観光客が訪れるそうだ。
僕はこのサグラダ・ファミリアを画像でしか観たことがないが、それでもこの建物がすばらしいものだということは理解しているし、世界から人が訪れる理由も理解できる。
今は、スペインにあるどの建物よりもこの「サグラダ・ファミリア」が観光客から人気を集めているそうだ。
この「サグラダ・ファミリア」を作ったのは、スペインの巨匠アントニ・ガウディ。
ガウディって、日本人でも聞いたことがある名前ではないかと思う。そのガウディが手がけたこのサグラダ・ファミリアは、いまだに完成していない。
今から完成の様子が楽しみだけれど、実はこの「完成していない」というところがロマンなのかもしれないと思う。
実は、日本人が建築に関わっている
このサグラダ・ファミリア、実は日本人が建築に関わっていることで知られている。
若干25歳でスペインに渡った外尾悦郎氏は、三ヶ月のヨーロッパ旅行の中でサグラダ・ファミリアに出会った。当時、石職人として修行をしていた外尾氏は、このサグラダ・ファミリアを観てかなりの衝撃を受けたらしい。
「ここで作業をしたい」、そう考えた外尾氏は、相手にされない日々を乗り越えて試験を受け、そこでようやく合格を得ることができた。東洋人がサグラダ・ファミリアの建築に関わるという嘘のような話が、ここで展開されることになるのである。
サグラダ・ファミリアは、作業のたびに厳しい評価を乗り越えなければならない非常にハイレベルな現場。
そこで外尾氏は結果を出し続け、さらには「生誕の門」の装飾を製作するチャンスに恵まれることになる。
この結果にスペインからは批判の声があがったが、それでも出来上がった装飾を見れば誰もが「すばらしい」といったそうだ。
まさに、彼は実力でその地位を勝ち取ったのである。
ちなみに、この門は世界遺産に登録もされている。
このすばらしいサグラダ・ファミリアを、いつか観にいきたい。