新選組と京都
「日本建築」といったら、やっぱり京都だと僕は思うのです。
実際、京都には色々な建物があり、そのすべてが美しいですよね。
僕は何回か京都に行ったことがありますが、京都の街にいくと、たくさんの美しい建物を見ることができるので、本当にうれしい気持ちになります。
建築ヲタクにとって、京都ほど見ごたえがある土地はないんじゃないか?というほどです。
そんな京都ですが、やはり魅力と言えば「新撰組」。
この新撰組関連の史跡が、京都にはとても多いです。
僕はその中でも、現在では残っていない「第三の屯所」がとても気になっています。
新撰組・第三の屯所
新撰組と言えば、最初に住んだのが「壬生寺」付近にある「八木邸」です。
恐らく、新撰組の屯所としてはこの八木邸が一番有名でしょう。
第二の屯所となった西本願寺もありますが、西本願寺で新撰組が使っていた部屋は別の場所にうつされてしまっているので、京都では見ることができません。
西本願寺も、当時の佇まいをそのまま残している凄い建物なのですが、ヲタクとしては新撰組がいた場所も残しておいて欲しかったです。
あれ、なんで他にやっちゃったんだろう・・・。
まあ、それはいいとして、僕が気になっているのは「西本願寺のあとに、新撰組がうつった第三の屯所」なんです。
八木邸も西本願寺も、もともとあった建物に新撰組が住んだという感じなのですが、第三の屯所だけは、ちゃんと新撰組が建設してうつっているんですよね。
新撰組は、西本願寺にいたころあたりが一番はぶりが良かったので、その後にできた第三の屯所はめちゃくちゃ立派だったとか。
といっても、実際は新撰組に出て行って欲しい西本願寺がお金を出しているのですが。
今でこそ京都のヒーローみたいな扱いの新撰組ですが、当時は京都の人にめちゃくちゃ嫌われていたそうです。
今では、観光グッズでもうけまくりなのにね。
第三の屯所は、「不動堂村屯所」というのですが、大名屋敷?といわんばかりのめちゃめちゃ豪華な屯所で、30人が一気に入れるお風呂もあったそうなのです。
それだけに、その屯所を見たかった・・・というおもいが募るのですよね、ファンとしては。
でも、この屯所は半年住んだだけ。
あとは戊辰戦争の勃発により新撰組は京都を出てしまったので、住んでいないのです。
半年しか使われなかったということで、本当に百日天下みたいな感じなのですが、この建物が残っていれば・・・と思うんですよね、すごく。