フランスのお城、シャンボール城
フランスのお城と言えば、恐らく有名なのはヴェルサイユ宮殿でしょう。
「ベルサイユのばら」のモデルともなったマリーアントワネット妃が住んでいたこのヴェルサイユ宮殿は、杜氏のフランス建築の美しさを後世に伝える非常に貴重な建物と言われています。
しかし、このシャンボール城にはまた違った魅力があります。
シャンボール城は、「太陽王」と呼ばれたルイ14世がフランスを統治していた1685年に完成したお城です。
実は1519年から建設されていたこのお城はブロワ伯爵と言われる人物が所有していたもので、その後にフランソワ一世が借りをするためにこのお城を使うようになりました。
フロンソワ一世が使用したことから増改築が何度も行われたシャンボール城ですが、フランソワ一世は半年足らずでこの城を出て行ってしまったとか。
しかし、フランソワ一世が去ったあともこの城には多くの貴族たちが住み、その歴史を見てきました。
その圧巻の建築技術は現代の技術にひけをとりません
このシャンボール城が有名なのは、「豪華な建物だから」ということのみではありません。
非常に精巧な建築技術が造られているためです。
なんと階段だけで84本あり、さらには部屋数が440というホテルをもしのぐような数。
そして、暖炉に取り付けられた煙突の数はなんと365本にものぼりました。
数が多いだけでなく、これらのすべてにはフランソワ一世が力を注いだ美術建築が反映されており、一説によればあのレオナルド・ダ・ヴィンチが設計に関わっているという話しも。
フランソワ一世とレオナルド・ダ・ヴィンチは友人同士でもあったそうです。
中でも、一番の見どころは「らせん階段」。
登る人と下る人が不思議とすれ違うことがないこのらせん階段は、シャンボール城の大きなみどころのひとつです。なぜすれ違わないか?それは実際にこのシャンボール城に行って確かめてほしいところです。
ルネサンス様式を惜しみなく取り入れたこのシャンボール城は、ただ美しいだけでなく随所にいろいろな工夫をみることができる建物でもあります。
シャンボール城の公園に行ってみませんか?
シャンボール城のみどころはこの建物だけではありません。
シャンボール城にはなんと1000ヘクタールの庭があり、ここは一般公開がされています。
ただのんびりと過ごすのもよし、ピクニックを楽しむもよし、どんな楽しみ方もすることができるこのシャンボール城の庭、本当にまったりできる素敵なポイントです。