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パリの建築物は一味違う

パリ

パリの建物はやはり見る価値がある

テレビでしか見たことはないが、
パリの建築物は他の地域のそれとは際立って違いがあるのではないか?と思う。

日本からフランスへの旅費は決して安いものではないし、
はっきりいってフライト時間だけでかなりの時間を食うので大変ですが、
それでも「行きたい!」と考える人の気持ちも解るなー。
日本とは建築の概念からして違うからね、あっちは。
まずすごいと思うのは、本当に昔の建物がいまだに残っているということ・・・。

確か、パリでは古い建物であればあるほど賃料が高いんじゃなかったっけ?
そのくらい、古い建物は大切にされてるっていうことだよね。
石造りのあの建物は、そこにあるだけですごい芸術。あれは見るだけでいいなと思う。
どこかで見たけど、100年前のパリの風景と今のパリはあんまり風景が変わっていなかった。
もちろん、店なんかは細かく変わっているけれど店がある建物に違いはない感じ。

これって日本ではまずありえないことだよね。日本の100年前というと、
大正時代とかそんなもんだと思うけど、そのころと今の日本では風景も全然違うと思う。
明治時代なんてもっと違う。そのころからの建物が残ってるとなると京都だけど、
京都だって「古い建物が残っている」というだけで、今の建築物は意外に近代的だからね。

まあ、これは「日本は地震が多い国だから、
古い建物をそのまま残しておくことが難しい」という地域性があるからだとも思うな。
東日本大震災とか、津波で建物が壊れても地震ではそんなに建物の倒壊がなかった。
あれは、日本が建築技術を駆使して新しい建物を作っているからだと思う。
そう考えると、古い建物ばかりを残すことが必ずしも正義じゃないんだよな・・・。

ただ、フランスは地震があまりないみたいだし、
そういうところならちゃんと古い建物を残してほしい。
一度壊してしまえば、それを復元することはできても歴史は消えてしまうから・・・。

パリの凱旋門

パリと言ったらやっぱり凱旋門を思い出すのだが、
実は「凱旋門をたてるときは、パリ市民からの猛反対があった」ということはあまり知られていない。
パリ市民は日本の京都市民よりもずっと景観に厳しく、
凱旋門も「景観を壊すのでは」という理由で建築に猛反対したとか。

あまりにも凱旋門が嫌いで、凱旋門を見ないようにするために凱旋門のカフェを利用していた人がいるほど。
まあ、あんまりな嫌われ具合なんだけども、
当時から人は「パリの凱旋門を愛していた」というエピソードが解るものではある・・・。