日本屈指の有名なお寺・清水寺
恐らく、日本で知らない人はいないと思われる清水寺。
有名すぎるほど有名なお寺なので、もう説明の必要もなさそうなほどです。
京都にあるこの清水寺は、「清水の舞台」でよく知られていますよね。このお寺にある清水の舞台から飛び降りることを「思い切る」という表現につかうので、それも清水寺を有名にしている一因かもしれません。
実際にこの清水の舞台から下をみると結構な高さなのですが、ここから落ちて亡くなった人はいないという裏話もあるそう。意外な事実です。
そして、意外といえば「なぜこの清水寺がつくられたのか」を知らない人もいるようなので、ちょっと書いてみたいと思います。
清水寺ってなぜできたの?
清水寺がどうしてできたのかについては、いくつかの文献にて理由を確認することができます。
それによると、夢のお告げで音羽山へ向かった一人の修行僧が観音の化身と出会い、「あとを頼む」と言われたことからこの地の霊木に千手観音をきざみました。
この千手観音が、清水寺が造られるきっかけとなっています。
こういう伝説的な話がしっかり残っているところはさすがに京都です。
その後、妻を助けるために鹿の生き血を探していた田村麻呂という人物が、観音をまつるために自宅を本堂としました。その後、改築などを行い清水寺が出来上がったと言われています。
枕草子にも清水観音が出てくることから非常に著名で当時からよく支持されたお寺であることはまちがいありませんが、応仁の乱ふくめ9回も焼失しているというお寺でもあり、現在のものは徳川家光の代になってつくられたものだということが解っています。
9回も燃えているというあたりは驚きの事実ですよね。
その様な事実があってなお、現在まで存在が残っている清水寺だからこそ凄いのかもしれません。
9回も燃えていたら、もうあきらめてもおかしくないですからね。
清水寺という名前
清水寺という名前は、きれいな水が湧き出るという意味でつけられているものとか。
この水には観音様の御利益があるとされており、無病息災などをかなえてくれると言われています。
とにかく広く、本当に驚くくらいの清水寺。
清水寺の大きさに圧倒されつつ、またその雰囲気には感じるものがあります。
日本建築の素晴らしさ、そして美しさを教えてくれるこの清水寺にお出かけをしてみませんか?その雰囲気に圧倒されること間違いありません。本当に美しいお寺です。