お洒落な原宿のお店がいっぱい
東京の新しいお買い物スポットとして人気を集めている「表参道ヒルズ」。
表参道ヒルズの公式サイトによると、表参道ヒルズは「表参道の新しいメインスポットになるように」という願いを込めて作られたとか。表参道と言えば高級ブランドの店舗が並んでいる場所だし、それだけにお買い物好きな女性がたくさん集まる場所でもあるので、こういった施設の登場は必然だったのかもしれない。
表参道ヒルズの歴史をたどってみると、以前この土地には「同潤会青山アパート」という施設が建っていたらしい。この施設は、阪神大震災からの復興の象徴として建てられたものだそうで、東京が震災から立ち直る姿を見守ってきた歴史ある建物だとか。でも、古い建物だけに「今求められている建物のニーズとはかけ離れてしまった」という問題点も抱えていて、それがきっかけになり表参道ヒルズへと生まれ変わりを果たしたとか。
確かに、歴史ある建物であっても、今利用することができなければ寂れていくばかりだしね。賛否あると思うけど、僕はこういう形の方向転換はどんどんすべき!と思ってる。
ただ、取り壊しをする前にあった「青山アパート」なんかはかなり趣がある建物で、そういったものがなくなってしまうことに寂しさを感じる人はいただろうな。
スパイラルスロープについて
そんな経緯もありつつ、生まれ変わった「表参道ヒルズ」の特徴には「スパイラルスロープ」というものがある。
スパイラルスロープとは、吹き抜け空間のこと。長いスロープが、最上階に向かって伸びてます。
このスロープを行き来しながらお店を散策することができる、というのが表参道ヒルズ最大のポイント。僕は行ったことがないんだけど、車いすの人なんかは行きやすいんじゃないかと思う。一般的な商業施設だと、車いすの人は「エレベーター→用事のある階へ」と移動しなければならないが、これなら普通に移動ができる。
このスパイラルスロープがかなり有名で、スパイラルスロープを見るためだけに表参道ヒルズを訪れる人も多いとか。でも、身を乗り出して写真を撮る人が多くなってしまったためにカメラを落とす事故が相次ぎ、今では「写真撮影禁止」の札が貼られているという。確かに、下の人に当たりでもしたら大変だからね・・・。
そんな表参道ヒルズですが、やはり力入れて作っただけあってすごく綺麗。クリスマスにはスパイラルスロープの中心にクリスマスツリーが置かれていて、幻想的な風景を作ってくれます。こういうのっていいなあ。